夢が教えてくれること あらすじ
大手菓子メーカーのロサンゼルス支社に駐在する、平凡なサラリーマンの榊原健二は、ある著名な霊能者に出会い、衝撃的なメッセージを伝えられる。直後に不思議な出来事が起こり、近い将来自分が岐路に立たされること、そしてその答えを夢の中で教えてもらえることを知るのだった。その後仕事では重要なポジションを任され、同時に二人の女性との恋愛が始まる。しかし恋愛に不器用な健二は、どちらか一人を選ぶことができずに迷いの重なる日々を過ごすが、やがて仕事のトラブルや信じていたことへの崩壊が一気に重なり、どん底の日々が訪れることになる。果たしてこの窮地に、夢の中で再び救いのメッセージを受けられるのか… ロサンゼルスと東京を舞台にした、霊的な体験の狭間で揺れ動く男の仕事と家族愛、そして恋愛の葛藤を描いた感動的な物語。
杉山 東隆 (すぎやまひでたか)
一九五八年大阪府出身。同志社大卒。
ホテル広報、外資系広告会社を経て、一九九七年渡米、ロサンゼルスにて起業。日米を往復しながら、ハリウッド映画と提携したブランディング広告や、環境事業を開発するプロデューサーとして活動中。また日米のゴルフに関するコラムを、多方面で執筆している。著書のゴルフファンタジー小説『地球外動体視力ゴルファー(文芸社刊)』を発刊。